光輝くダイヤモンド富士、その由来は?
キラキラと、まるでダイヤモンドのように光輝く、ダイヤモンド富士です。
そんなダイヤモンド富士ですが、そう簡単に見られる物ではなく、ある特定の条件が満たされた時にのみ見られる、自然現象として知られています。
ダイヤモンド富士は、朝日や夕日が富士山に重なることで、まるでダイヤモンドのように光輝くことからその名が付けられましたが、見る位置と、時間、そして気象条件が揃わないと、拝む事が出来ません。
各種条件はダイヤモンド富士を眺める場所によっても異なりますが、千葉県の場合は、夕方の晴れた日であれば、何とほぼ県内全域でチェック出来るとされています。
ただし、鑑賞時期は年に二回しかなく、場所によって鑑賞時期は全く異なる為、注意が必要です。
また、鑑賞時期はその年によっても多少誤差がありますので、事前に調べてから向う事をおすすめします。
習志野市の茜浜緑道
海浜公園近くにある習志野市の公園、茜浜緑道ですが、こちらの茜幅緑道から、ダイヤモンド富士が見られることで有名です。
関東富士見百景に指定されるほど美しい景色を誇る茜浜緑道からのダイヤモンド富士ですが、その魅力は、高層ビルもなく、景色が開けている所にあります。
東京湾に面しているこちらでは、富士山と自分だけになったかのような、一対一の美しい景色を、全身で感じられる事で有名です。
こちらのダイヤモンド富士スポットの鑑賞時期は、2月17日と、10月24~25日計二回になります。
新習志野駅から歩いて30分ほどかかるため、自然散策をしながら、のんびり日中からピクニックをしつつダイヤモンド富士を狙って訪れると、ちょうど良いと言えるでしょう。
我孫子市の旧村川堅固別荘周辺
千葉県我孫子市には、千葉県の近代産業遺跡として知られる、旧村川堅固別荘という場所があります。
こちらの別荘周辺は一般にも開放されており、西洋史の大家、村川堅固氏の別荘を眺められる、歴史的価値の高いスポットです。
そんな歴史的価値のある我孫子市のスポットからも、美しいダイヤモンド富士を眺められます。
1月23~24日にかけてと、11月18~19日にかけての年に二回、自然に囲まれた環境で美しいダイヤモンド富士を眺められるとして、多くの観光客で賑わうでしょう。
近くには柔道の始祖である嘉納治五郎氏を始めとした、文化人、著名人が多く居を構えており、ファンの心を現在に至るまで掴み続けていることでも有名です。
鑑賞イベントも行われる、旭市の上永井公園
例年10月の中旬と2月の下旬になると、ダイヤモンド富士鑑賞イベントが行われるほど、非常に人気のあるダイヤモンド富士鑑賞スポットが、旭市の上永井公園です。
旭市の上永井公園は、関東の富士見百選、日本の夕日・朝日百選に選ばれるほど、美しい景色を誇る事で知られる、千葉県でも随一のスポットになります。
太平洋と九十九里浜を一望出来る公園で、毎年シーズンになると、ダイヤモンド富士を一目見ようと、多くの方で賑わいます。
その景色の美しさから、ダイヤモンド富士のシーズンに限らず、夜景目当てで訪れる方も多いので、ダイヤモンド富士を眺めた後に、そのまま夜景を楽しむという方も少なくありません。